実技向上のノウハウ
- さのはりきゅう整骨院
- 2 日前
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更新日:10 時間前
実技を向上させるにはノウハウはそれなりにありますが、やはり練習量がものをいいます。
私の場合、時間がありませんでしたので、自分の時間を削って夜に練習するしかありませんでした。
実技向上には先生曰く、1日に20分でもいいから練習
日頃のこの意識付けは理にかなっていると思います。もっと言えば、学校で実技の講義があったその日のうちに多く練習するといいでしょう。
学校実技の日のうちに覚えたつもりでも、日が経てば忘れてしましますし、いくらメモやノートや教科書を見てみても細かなテクニックは書いてありませんので、そのまま忘れた状態で我流になってしますから、できるだけ早いうちに復習した方がいいです。(学校の実技の時間ほど実技練習に適した空間はありませんので、できるだけ覚えられるよう吸収しましょう)
また最終的には我流も重要ですが、それはしっかりと時間をかけて基本の型を作ってから自分流にアレンジした方がいいでしょう、初めから忘れたから我流はやめたほうがいいです。
1日に20分でも技術は十分に向上しますし、実際に練習に集中すれば時間を忘れて4時間経っていたこともあります。
鍼灸の練習は資格を取った後で
鍼灸の練習は資格を取った後にしましょう、無資格ですと傷害罪になります。
資格を持ったら、専用の練習台を使うのが王道だと思います。
それを十分にやりこんだら、実際に皮膚に練習したいところです。その練習となる皮膚はいいものが目の前になります。自身の足です、腕でもいいです(その場合片手になりますが)。
初めはぎこちなくても、数をこなすうちに10回30分かかっていたのが3分でできるようになります。仕事学校終わりは眠いと思いますが頑張りましょう。
包帯固定類の場合は片手の練習も結果的に有効
鍼灸の練習はやはり両手がいいです(片手も無駄ではありませんが)、左手も重要ですので両手の方がいいです。
ですが包帯固定類の場合はどうしても片方の指 手首 腕に巻かないといけないので、実技練習がどうしても片手になるときがありますが、やるしかありません(一人の場合)。都会の場合、意外に同級生はバラバラに暮らしていて近くにいないことが多いと思います。数駅先の同級生の家に行くまでに何回一人で練習できるか計算してみましょう。私は節約もしていたので同級生の家にはいかずに、一人で練習することが断然多かったです。
同級生がいればより実践的な練習ができます、自分の足や腕を施術するのと被験者がいる場合では向きが違います、しかし自身への練習でもその実技の感覚は大いに役立ちます、自分の足や腕に実技する際は向きが違うだけで、同級生に実技をする際は微調整すればいいのです。
左手(巻かない方のもう一方の手)は包帯のアイロン動作の役目がありますが、片手でも数をこなして練習すれば、アイロン動作がなくてもきれいに巻けます。右手(巻く方の手)だけの微妙な操作で、調整できるのです。それと同時に左右逆にして非利き手の練習も一緒に練習しましょう。それを1,2年続けたら、学長に「君が一番うまい」と言われるようになりました。
実技講義の範囲をやりつくしたら学校の図書館で本を借りて応用編をやってみる
ここまできたら練習が辛いだけではなく、部分的に結構楽しくなってくると思います。分かってくると楽しいものです。もっと向上したいとおもったら学校の図書館でよさそうな実技の本を借りてそれを実践してみましょう。
このときになったらもうすでに基本は押さえていると思いますので、少しだけアレンジをしてもいいと思います。まずは本の通りにやってみて、こうしたほうがいいのではないかというところを少しだけ自身で考えて一部だけ我流にするのです。
よく覚えているのが、ホワイトテープで足底腱膜炎のテーピングを20分で巻き上げてから、よしと立ち上がって足底の保護になっているか確認をしました。やはり時間をかけた多い走行のテープだけあってよく保護されています。私はもし一日中それを付けたらどうなるだろうかと付け続けました。3時間ほどでパツンと取れました。私は汗っかきで、テープに汗が染みて粘着力が落ちたのです。何度も本の通りに練習しても、そうなりますので、無駄な所(というより優先順位の低い走行テープ)を省いていって、最も足底の保護に重要な所のみ残しつつ、外れにくいように加工します。そうすることでより実践的に仕上がります。私は汗っかきといいましたが、足底を痛めている人はたいていスポーツなり仕事なりで汗をかきますので、”外れにくい”は重要になります。私の場合は10割の足底の保護力を7割ほどに削って、その分外れにくいように工夫しました。それは今でも使っています。
また自分の体に実技練習してそのまま放置するという観点は、固定施術を受けた患者さんの視点を持てることから重要です。休日なら時間がありますので自分の体で実験できます。実際に安静固定する際は1週間以上はそのままになるからです。少しきつく巻いて固定力が強くなって良しと思いきや6時間後には当たって痛くなるとこれは結果的にきつかったのだと実感が湧きます、その際は少しゆるく巻いて微調整し、その感覚を何度も繰り返して体で覚えます。伸縮性のある包帯は簡単ですが、この微調整ができにくいのです、学長がぽろっと言っていたことがこういう形で実感できます。伸縮性のない包帯でクッション代わりにゆるゆるに巻いてから少しだけ絞めるように巻くと長時間経ってもきつすぎない巻き方になります。注:学校の実技の試験では見栄えが悪いので、このテクニックは使わないようにしましょう。実践用と学校用で使い分けた方がいいです。
実技向上のノウハウと言いましたが、とにかく数をこなしていくのが重要です。現在、この職業を目指している学生さんはぜひ頑張ってみてください。



