top of page
  • 富士宮市 さのはりきゅう整骨院

内側々副靭帯損傷


内側々副靭帯とは膝の内側に付着していて膝を安定させるためのバンドのことです。このバンドは膝が外反(膝が内側に折れること)するのを防ぐ役割がありますが、スポーツ外傷や転倒などで過度に膝に外反の力が加わることで捻挫程度に損傷したり部分的に断裂したり、時には完全に断裂してしまうこともあります。これを内側々副靭帯損傷といいます。


症状


症状は膝関節の内側の疼痛、圧痛、腫脹があり、時間が経てば皮下出血斑も出現します。また他動的に膝を外に反らせると疼痛や不安定感が出ます。不安定感が出たら部分断裂や完全断裂が起きていることを表します。特に膝を伸ばした状態で不安定感が出たら完全に断裂している可能性が高いです。また合併症として半月板の損傷や前十字靭帯の損傷が挙げられます。(この場合、不幸の三兆候といわれ絶対手術したほうがいいです)


治療


治療は捻挫や部分的な断裂(軽度なもの)なら保存療法で大丈夫です。捻挫なら弾力包帯で軽く固定すれば問題ありません。部分断裂ならまず受傷後のアイシングをしてから固定をします。装具固定も有効ですが、もし合併症があればギプスシャーレ固定の方がいいのでその場合整形外科をお勧めします。固定後6~8週間くらいしたら本格的に筋力トレーニングを行いましょう。

しかし、完全断裂なら合併症のある症例が多いので手術を考慮したほうがいいでしょう。応急処置として固定と松葉杖が必要にします。


もし他の疾患にも興味があればこれらのブログも参考にしてください。

また当院の主なメニューはこちらです。



閲覧数:18回

最新記事

すべて表示

後骨間神経麻痺

指が伸ばしにくいなと思ったら、数ある疾患の中でこの疾患が当てはまるかもしれません。

手根管症候群

手根管症候群は手のしびれが有名ですが、手のしびれだから手根管症候群ではないですので早とちりしないようにしましょう。首や肩やひじからの場合もあります。

Comments


Commenting has been turned off.
bottom of page