首から脊髄の枝として神経根がでていますが、それが束になったものを腕神経叢といいます。
この神経の束は腕のほうまで伸びていますが、それまでに3つの筋肉や骨のトンネルがあります。
そのトンネルが狭まって神経の束を圧迫することで手に痺れや感覚マヒ、放散痛などの症状が出現します。
四つに分類される胸郭出口症候群
1つ目のトンネルで圧迫された場合は斜角筋症候群といい、2つ目のトンネルなら肋鎖症候群、3つ目のトンネルなら過外転症候群と言います。
時々首の7番目の骨の横突起が長すぎて神経に当たるものがありますがこれを頸肋症候群と言います。
これらすべてを合わせて胸郭出口症候群といわれています。
施術
施術は電気療法やハリ治療やけいさつ法、肩甲骨のストレッチで徐々に治っていきます。
ほかにも重要なのが悪化する姿勢を控えるよう意識したり、なで肩など姿勢そのものが悪いなら良い姿勢を保つなど日頃から意識することが大切です。
気長に地道に治していきましょう。
これらは主に肩こりの延長線上のものが多いので、こちらをご参考ください。
ちなみに
手や指に痺れがあるからハイ、胸郭出口症候群とは安易に考えられませんので、しっかりとみてもらい施術してもらうことを心がけましょう。痺れは胸郭出口症候群の頚肋症候群、斜角筋症候群、過外転症候群、肋鎖症候群のほかにも頚椎症性神経根症や頚部ヘルニアや回内筋症候群や手根管症候群、橈骨神経障害、尺骨神経障害、ギヲン管症候群ETC....本当にいろいろあります。運動器系の疾患は本当にたくさんあるんです。当院のブログをクリックしてざっとみてください。全部読まなくていいです。これだけたくさんの疾患があるのかと把握できるはずです。それでも一部の疾患数です。
また本人が痺れと思い込んでいたら腱鞘炎だったなんてこともあります。(ときどき痛みやツッパリ感も痺れと表現する人もいますので施術する側の私の方も注意して聞いています。)
もし他の疾患にも興味があればこれらのブログも参考にしてください。
また当院の主なメニューはこちらです。
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