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野球肘の離断性骨軟骨炎(関節ねずみ)


野球肘という疾患は内側型、外側型、後方型と3つのタイプがありますが、離断性骨軟骨炎とは野球肘の外側型に分類されています。少年野球選手の発症が最も多く、ボールを投げる瞬間に肘の外側に骨同士が(上腕骨小頭と橈骨)ぶつかり上腕骨小頭の部分で圧迫力が発生します。その圧迫が何度何度も加わることで離断性骨軟骨炎が発生するのです。

 経過は3つに分類されています。初期の透亮期、軟骨が離断し始める分離期、完全に軟骨が分離して関節内を移動する遊離期があります。

 症状はスポーツ中、後の疼痛や関節運動の制限などがあります。また肘を曲げきったり伸びきったりすると衝撃痛が発生するときもあります。

保存療法の適応があるのは透亮期だけです。とにかく安静を心掛け三角巾、ときには装具などで固定するときもあります。関節の軟骨は血液から栄養を受けておらず、滑液という栄養分が薄い関節液で少しだけ栄養されています。そのため非常に治りが遅く、保存療法では半年以上かかります。(初期症状の透亮期でさえ統計では治るのは半分だとされています。そしてやっかいなのは透亮期では痛みが発生せず自覚がないのがほとんどです)

分離期や遊離期になるとやっと痛みを自覚します。これは保存療法では絶対と言っていいほど治らず、特に遊離期になってしまうと関節の中に軟骨の欠片(関節ねずみ)があるため関節が傷つき引っかかり、突然関節が動かなくなるロッキングという現象が起こってしまいます。そうなると早期に骨の棘が出現してしまい将来的に変形性肘関節症となってしまいます。よって分離期や遊離期の場合は手術をお勧めします。またレントゲンでないと肘の軟骨が透亮期なのかが分からないのでその部に痛みがあり原因も適当ならば離断性骨軟骨炎を疑い、整形外科を紹介させていただきます。



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