top of page
  • 富士宮市 さのはりきゅう整骨院

衝突性外骨腫


この疾患は足の関節を構成する距骨と脛骨という骨の障害です。スポーツ、特にサッカーをしている方に多く見られます。足関節の過度の曲げ伸ばしにより距骨が脛骨の縁に衝突してしまい、骨の増殖性変化(骨の棘)を起こすことで足関節の疼痛と運動制限が生じたものを衝突性外骨腫と呼びます。

また足関節靭帯損傷後の足関節の不安定症により距骨が脛骨に衝突しやすくなるため発生することもあります。


症状


症状は足関節の疼痛が主です。足を背屈させると足関節の前方が痛み、底屈させると足関節の後方が痛みを感じます。関節の動く範囲も狭まり、レントゲンで見ると骨の棘が形成されているのが確認できます。


治療


治療はまず保存療法で様子をみましょう。痛み緩和のため電気療法や軟膏をします。

その後、足の曲げ伸ばしや不安定症を防止するためテーピングを巻いたり、弾力包帯で固定をします。しかし、痛みが持続する方や骨の棘が折れて関節の中で遊離しているようなものは手術の適応となります。

手術後の予後はスポーツをするなら支障をきたす場合もありますが、日常生活なら特に支障はないことが多いです。



閲覧数:37回

最新記事

すべて表示

膝蓋骨は膝の中心にあり大腿四頭筋が膝蓋骨の上部に付着し、膝蓋骨の下部から膝蓋靭帯が出ています。普段から膝蓋骨は膝の前方で屈伸時に7、8センチほど上下運動します。しかし、直接的に又は膝を捻ったなど間接的外力が加わることで膝蓋骨は脱臼してしまいます。脱臼した場合は外側に転位することが多いです。脱臼しやすい素因としては、全身の関節弛緩、X脚、膝蓋骨が納まる骨の形成異常など多数あります。 症状 膝蓋骨外側

bottom of page