top of page
  • 富士宮市 さのはりきゅう整骨院

足関節外側靭帯損傷(足関節捻挫)


足の外果(外くるぶし)には足関節が不安定にならないように、前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯というバンドが付着していて、それらを総称して外側靭帯といいます。

スポーツや階段などで足が内返しを強制されることによって外側靭帯が伸ばされてしまい発生します。これを足関節の外側靭帯損傷といいます。

軟部組織の損傷には度合いがあり軽い順で、断裂がない捻挫、部分断裂、完全断裂があります。その損傷によって固定方法や固定期間が変わってきます。多くが外果の前下方にある前距腓靭帯が損傷されますが、重症だと加えて外果の下方にある踵腓靭帯も損傷されます。後下方にある後距腓靭帯は比較的頑丈なので損傷することは滅多にありませんが、損傷しているとすれば大抵は骨折も伴っています。


症状


症状は外果の前下方または下方部の疼痛や圧痛、腫脹です。4,5日すると皮下出血がでてきます。捻挫程度なら歩行できますが断裂があると荷重するだけでも疼痛が強くて困難になります。

また関節を固定しているバンドが断裂することで足関節が不安定になります。そのため足を前のほうへ引っ張ると正常よりも前に滑り出す現象が出現します。


治療


治療はまずアイシングです。受傷直後に行うことで後の腫脹や浮腫を抑えることができます。

次に電気や軟膏、シップなどをして、安静固定のため弾力包帯やギプスシャーレで動かさないように固定します。

捻挫で2週間、断裂で3,4週間くらいの固定をし、その間動かせる関節は拘縮予防のためにしっかりと運動します。固定が外れても捻挫予防のため足関節の周りの筋肉を鍛えるといいでしょう。



閲覧数:20回

最新記事

すべて表示

膝蓋骨は膝の中心にあり大腿四頭筋が膝蓋骨の上部に付着し、膝蓋骨の下部から膝蓋靭帯が出ています。普段から膝蓋骨は膝の前方で屈伸時に7、8センチほど上下運動します。しかし、直接的に又は膝を捻ったなど間接的外力が加わることで膝蓋骨は脱臼してしまいます。脱臼した場合は外側に転位することが多いです。脱臼しやすい素因としては、全身の関節弛緩、X脚、膝蓋骨が納まる骨の形成異常など多数あります。 症状 膝蓋骨外側

bottom of page