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反復性肩関節前方脱臼

  • 執筆者の写真: さのはりきゅう整骨院
    さのはりきゅう整骨院
  • 7月19日
  • 読了時間: 2分

更新日:7月21日

反復性肩関節前方脱臼

反復性肩関節前方脱臼というのは以前、肩関節前方脱臼になってしまった人が、損傷して関節がはずれやすくなってしまったため再び軽い外力で脱臼してしまうものをいいます。

簡単に言えばクセになった脱臼です。

若ければ若いほど再脱臼率が高く、スポーツをしている人ほど再脱臼しやすいです。


一度脱臼してしまうと肩関節を安定化させる関節窩(おわんの端が欠けるイメージ)や関節周りの靱帯(おわん周りのバンドが切れるイメージ)も損傷してしまい、整復して施術した後も表面的な症状がなくなっても靭帯などの緩みがあるため比較的弱い外力でも再脱臼してしまうのです。

  

症状 

症状は関節周りの靭帯に緩みがあるので、他動的に動かすと左右の肩と比較してよく上腕骨頭が動きます(関節が不安定)。

また、肩を外転、外旋するとはずれやすく感じたりします(前から肩を押さえてあげると治まります)


施術

施術は脱臼の再発防止を目的に保存療法を行います。

肩周りに鍼通電や電気などを行います。

またこの疾患は施術と同時に筋トレも重要になってきます。

肩関節周辺の筋力訓練を鍛えることで、肩関節を安定させましょう。

インナーマッスル(肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋)は上腕骨頭を関節窩に押し付ける作用があるため、その筋力強化を十分にしましょう。

特に肩甲下筋という筋肉が前方へ脱臼するのを防ぐので強化の価値があります。

しかし、保存療法は全ての症例に適応はありますがこれだけで完全に脱臼を抑制することはできません。

脱臼の頻度が多かったり、スポーツ活動をする意思が強いなら手術を考慮します。

しかし、手術をするにしても筋力強化は必要ですので励みましょう。


※これらのブログは素人にも分かるようにできるだけ専門用語を少なくして説明したものです。少し自身の症状に当てはまるからといって独断せずに国家資格者に相談して下さい。


運動器系の疾患は本当にたくさんあります。


もし他の疾患にも興味があればこれらのブログも参考にしてください。


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