検索
  • 富士宮市 さのはりきゅう整骨院

恥骨下枝疲労骨折

更新日:2021年8月12日


恥骨とは足の付け根に右と左にある骨です。この周辺にはハムストリングスや内転筋や恥骨筋といった様々な筋肉が付いていて、スポーツ時にはこれらの筋肉が収縮して体のバランスを保ったり推進力を生み出しています。

よってスポーツをすることは恥骨とその周辺にかなりの負担がかかっていることになります。走ったりしてスポーツをしすぎると何度も繰り返しの筋収縮が恥骨にかかりやがて骨折を起こしてしまいます。これを恥骨下枝疲労骨折といいます。

疲労骨折とは、例えば針金を何度も折り曲げていると折れるのを想像すれば分かりやすいと思います。ここの発生頻度は少なくかなり珍しいですが、そのなかでも中学高校の年代に多いといわれています。


症状


症状は、運動時の鼡径部痛(恥骨部分)、そしてその部位の限局的な圧痛、ズボンを履く動作での立ち足の痛み(positive standing sign)があり、この三つが特徴といわれています。この特徴は初検時だけでなく施術中の評価としてもとても有用です。


治療


施術はとにかく安静を約束してもらったうえでの保存療法です。スポーツを中止して、患部を使わないようにしましょう。電気や針、痛みが減ったらマッサージや軽いストレッチも行います。しかし、運動だけはさっきの三つ症状が消失するまで待ちましょう。安静にしていれば4、5か月ほどでよくなるでしょう。

痛みが消失いないまま運動を再開すると、施術するのが長期になり、骨盤が不安定なため恥骨上枝や反対側の恥骨下枝疲労骨折を起こしたという症例もあります。確かその症例ですと、反対側の恥骨下枝疲労骨折を治すのに合計2年を要したとされています。スポーツマンにとって安静という何もしない行為はただただ苦痛かもしれませんが、ここは症例のように長期化しないためにもぐっとこらえましょう。

またレントゲンで骨折部位や骨癒合状況を確認しなければならないので、整形外科を紹介するときもあります。


閲覧数:3,764回0件のコメント

最新記事

すべて表示

割と稀なボーリング母指 親指と示指の間(親指の付け根の部分)には指神経が皮膚の浅いところを通過しています。そのため、刺激や圧迫を受けやすいのです。 ボーリングをしていると、この部分はよく圧迫を受けます。すると、その指神経やその周囲の組織の増殖により神経腫となり、痛みやしびれなどの知覚異常が生じます。 これをボーリング母指といいます。この疾患はボーリングをしている方に多いだけで、ボーリングをしていな

割と多い肋骨骨折 肋骨とは胸郭を構成する骨の一部であるあばら骨のことです。すべての骨折の約20%と高い頻度で発生します。 発生の仕方は主に直達外力と介達外力の二つがあります。 打撲など強い力が一点に集中した場合が一つと樽のような形状をした胸郭が押しつぶされて外側に肋骨が折れる場合が一つです。 他にも、骨粗鬆症で弱い骨になってしまった状態でくしゃみ等をして胸郭が激しく動いた時に折れてしまう場合やゴル

肩の麻痺の一つ 腋窩神経とは三角筋と小円筋の運度神経であり、肩の外側の知覚もつかさどっています。肩関節の前方脱臼場合ですと腋窩神経が牽引、圧迫され損傷することが多く、かなり高率で発生します。 また、打撲や肩の使いすぎでも発生します。スポーツなどで使いすぎが原因の場合はquadrilateral space syn.と呼ばれています。これはquadrilateral spaceという肩後方のトンネル

IMG_1746_edited.jpg