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母指中手指節関節脱臼(母指MP関節背側脱臼)


母指MP関節とは母指第2関節のことです。転倒して手を突いたなどして、母指が強く伸ばされて脱臼が発生するのが最も多いです(母指MP関節背側脱臼)。ほかにも親指が曲がるのを強制されて発生するものもありますが、まれです。

 症状は母指MP関節の強い疼痛や腫脹がもちろんあります。背側脱臼の場合、加えて特有な変形を見ます。Z字形の変形になりその位置から指を動かせなくなります。これを背側脱臼の垂直脱臼といいます。またそれとは逆に垂直ではなく脱臼した二つの骨が並行になるようなものもあります。これを水平脱臼または複合脱臼といいます。

 治療はまず必ず整形外科でレントゲンを撮ってから。大概治療は整復後、ギプスシャーレやアルミシーネやギプスで固定します。大体2,3週間の固定期間になりますが、他に骨折していたり指の靭帯が断裂していた場合数ヶ月かかるときもあります。固定中や固定除去後は浮腫や拘縮の予防対策のために運動を少しづつしていきましょう。また、整復した後でもしっかり整復されているか、他に合併がないか調べるため固定直後から1週間に1回は必ず整形外科でレントゲン撮影をしましょう。水平脱臼(複合脱臼)は、ほとんどの場合整復が不可能なので、その変形が確認されたら手術を早期から考慮します。



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