top of page
  • 富士宮市 さのはりきゅう整骨院

肩鎖関節上方脱臼


肩鎖関節とは肩甲骨と鎖骨が作る関節です。肩に直接外力が加わって発生することが多く、例えば転倒して肩を地面にぶつけたというものが多いです。

病態の度合いはⅠ~Ⅲ型まであり、Ⅰ型は肩鎖関節部が捻挫したもの、Ⅱ型は肩鎖関節の靭帯が完全に断裂したもの、Ⅲ型はⅡ型に加えて鎖骨を支える他の靭帯も断裂した状態を言います。脱臼と呼べるものは亜脱臼のⅡ型と完全脱臼のⅢ型です。

見ただけで脱臼だと分かりますが、似た疾患もあるため確定診断するにはレントゲン撮影が必要です。


症状


症状は肩鎖関節部の疼痛、階段状の変形、肩が痛くて動かせないというものです。


治療


治療は鎖骨の特殊な転位がなければ保存療法でほとんど治ります。脱臼を整復しその位置を保つためテーピングや装具を5週間くらい行います。

変形は残ることが多いですが日常に支障が出ることはほとんどないとされています。よって三角巾だけでも変形は大きく残りますが症状は緩和します。

しかし、野球などの上投げのようなオーバーヘッドスポーツをする場合、保存療法では筋力が低下することがあります。オーバーヘッドスポーツを希望されている場合は手術をお勧めすることもあります。



閲覧数:20回

最新記事

すべて表示

足の甲の外側のしびれ、感覚マヒがあればこれかもしれませんと言いたいところですが、まず違うでしょう。それくらい珍しい疾患です。

強剛母趾。足の親指の痛みがあれば、これも疑えます。

bottom of page