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膝蓋骨脱臼・亜脱臼の紹介

  • 執筆者の写真: さのはりきゅう整骨院
    さのはりきゅう整骨院
  • 2023年4月5日
  • 読了時間: 2分

更新日:3月20日

膝蓋骨脱臼・亜脱臼とは


膝蓋骨は膝の中心にあり大腿四頭筋が膝蓋骨の上部に付着し、膝蓋骨の下部から膝蓋靭帯が出ています。普段から膝蓋骨は膝の前方で屈伸時に7、8センチほど上下運動します。

しかし、直接的に又は膝を捻ったなど間接的外力が加わることで膝蓋骨は脱臼してしまいます。

脱臼した場合は外側に転位することが多いです。これを膝蓋骨脱臼・亜脱臼といいます。

脱臼しやすい素因としては、全身の関節弛緩、X脚、膝蓋骨が納まる骨の形成異常など多数あります。


症状

膝蓋骨外側脱臼が大多数なのでそれについて説明いたします。症状は膝蓋骨の内側の痛み(引き伸ばされて痛みます)があり、膝蓋骨が外側に転位し変形しています。もちろん疼痛や腫脹があり関節運動が制限されます。しかし、大半が無理やり動かし自然に整復されてしまいます。その後、軟部組織が伸びてしまい脱臼の癖が付いてしまいます。そうなると反復性膝蓋骨脱臼となってしまいます。そのため固定力が強い膝の専門のサポーターをおすすめします。そのサポーターは整形外科にあります。


施術

治療は脱臼しているなら整復を試みます。他動的に膝を伸ばして股関節を曲げていくことで筋肉を弛緩させて両手を使って膝蓋骨を元の位置に戻します。その後、固定します。非常に軽い脱臼なら膝蓋骨が外側へ再脱臼しないようにパッドとテーピングで固定し、時には膝を伸ばした状態でそのまま固定することもあります。いずれも2週間ほどして痛みが減弱したら再脱臼防止のため内側広筋(膝蓋骨を内側へ引っ張る筋肉)を鍛えましょう。

内側広筋の筋トレの仕方としては、まず地面に座った状態で膝を伸ばしたままの状態下肢を挙げます。この時に膝上の内側の筋肉を意識します。その状態を5秒キープして降ろします。これをはじめは50回を目指して行い、慣れてきたら少しずつ増やしましょう。

注意

※注:絶対に膝の曲げ伸ばしはしないで下さい。脱臼につながりやすくなりますので、必ず筋トレは国家資格者(整骨院、接骨院の柔道整復師や医師や理学療法士)に直接指導してもらった方がいいです)

しかし、やはり癖になりやすいため固定力の強いサポーターを整形外科でしたほうが長期的に見ればいいでしょう。サポータを付けたとしてもそれで終わりでなく、やはり再脱臼防止の筋トレは必要になります。


もし他の疾患にも興味があればこれらのブログも参考にしてください。


また当院の主なメニューはこちらです。






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