検索
  • 富士宮市 さのはりきゅう整骨院

上腕二頭筋長頭腱炎とその断裂

更新日:8月13日

よく言うチカラコブの筋肉と腱の話


上腕二頭筋というのは力こぶのことです。肩~上腕~肘~前腕へとつながる筋肉です。

力こぶは実は二つに分かれていて、長い方を長頭といいます。(短い方は割愛します)

この筋は肩の前方部分にある結節間溝というミゾを通り、それを過ぎれば急なカーブを形成して肩甲骨に付着します。

ですが、この急なカーブにより長頭腱に負荷がかかり炎症を起こしやすくします。


原因


この疾患の原因はまず退行性変性(年によるもの)+急なカーブの摩擦です。ささくれしやすくなった筋に摩擦が加わることで長頭腱炎になってしまうのです。それに加えて急な外力や重いものを持ち上げることで長頭腱は断裂してしまうときもありますます。


症状


症状は長頭腱炎なら結節間溝(肩の付け根)の圧痛、物を持ち上げると痛むといったものがあります。断裂なら断裂時のポップ音があります。また同じように結節間溝の圧痛があり、断裂している力こぶの場合健康な方と比べると力こぶが下がっているように見えます。断裂からしばらくすると腫脹や皮下出血が出現します。


治療


施術は長頭腱炎、断裂の両方とも保存療法をまず行います。電気や針治療、超音波などの施術はもちろん行い、日頃患側の肩を使用しないなど注意します。痛みが減ったら運動療法を行います。


断裂した場合、縫合したほうがいいと思われる方もいますが、必ずしもそうではありません。主に肘を曲げる筋肉ですが、他にも肘を曲げる筋肉があるためそれらを鍛えれば十分力が入るからです。

ですから、断裂しても安静固定して2、3週間すれば痛みが引くのでそれから肘を曲げるトレーニングをしましょう。

余談ですが上腕二頭筋断裂をした陸上選手が大会でメダルを取った事例もあります。

ですが重量挙げなどの必ず上腕二頭筋を使用するスポーツ選手や力仕事の人の場合は断裂によって良いプレーができない、仕事ができないなどの理由で手術をするときもあります。


3,765回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

ギックリ腰(腰痛)やギックリ首背中や首こり肩こりの主な筋肉

ギックリ腰(腰痛)、ギックリ首背中、首こり肩こりのになる筋肉は大まかにいえば、三つの大きな筋肉が原因になることが多いです。 それは僧帽筋、脊柱起立筋、広背筋です。この三つは全部背中側の筋肉です。 (細かく言えば大菱形筋だとか前鋸筋だとか棘下筋だとか腰方形筋とかいろいろありますが、本当に大まかに分かりやすくいえばこの三つが大きい筋肉なので割と多いです) 僧帽筋 僧帽筋は頭から首、背骨、肩峰という上肢

首からの長期間のしつこい手のシビレ

首からの手のシビレが長く続くと次第に取れにくくなってしまい、長期的にしつこくシビレ(痛みやビリビリなど)が残り続けることになります。 この場合、シビレを取り除くことがなかなか難儀します。シビレ出してすぐだったり1か月や2ヵ月くらいなら難儀することが少ないのですが、半年以上経つとかなり難儀します。 (あくまで首からのシビレに特定した話です。どの話もそうですが、かなり限定的な話です。全てのシビレに当て

冷湿布と温湿布、どっちがいいの?

みなさんは冷シップと温シップの二つがあったらどっちをつけますか?私はどっちも付けません。 これは大阪の修行時代に朝の勉強会で時々薬剤師さんも参加していた時にあることを聞いたからです。ちなみに修行先の古東整形外科の向かいの薬局の薬剤師さんでした。 当時の薬剤師さんが言っていたのですが、どちらのシップも変わらないようです。 どういういことかというと。 どちらも冷やしても温めてもいないとのこと 冷シップ

IMG_1746_edited.jpg