top of page
  • さのはりきゅう整骨院

腋窩神経麻痺

肩の麻痺の一つ

腋窩神経とは三角筋と小円筋の運度神経であり、肩の外側の知覚もつかさどっています。肩関節の前方脱臼場合ですと腋窩神経が牽引、圧迫され損傷することが多く、かなり高率で発生します。


また、打撲や肩の使いすぎでも発生します。スポーツなどで使いすぎが原因の場合はquadrilateral space syn.と呼ばれています。これはquadrilateral spaceという肩後方のトンネルが使いすぎにより繊維化してしまい腋窩神経を圧迫してしまうものです。


症状

症状は肩の挙上や外転筋力の低下、やや外旋筋力が低下します。

また肩の外側の知覚異常が出現します。

でも大部分は肩関節脱臼の合併で麻痺をしているので、脱臼痛のほうが強くて気づかないのがほとんどです。


治療

治療は肩関節脱臼や肩付近の骨折の合併があれば、そちらを優先します。(整形外科でレントゲンと整復しないといけません)

ですが、打撲やスポーツ過多による単独の腋窩神経麻痺ではハリ治療や超音波などを組み合わせて行います。

スポーツ中止やハリ治療や超音波など、ストレッチなどで症状が次第に少なくなってきます。

スポーツをしている人はもどかしい日々が続きますが、ここはぐっとスポーツをこらえて施術していけば徐々に症状は減っていきます。

しかし、時に治療に抵抗して症状が頑固に持続するときもあります。もしも3ヶ月以上続くようなら手術も視野に入れはじめた方がいい場合もあるでしょう。


これらの症状でお困りなら、こちらをご参考ください。

閲覧数:48回

最新記事

すべて表示

手の甲に多いガングリオンは見かけは少し派手なので驚くかもしれませんが、予後は良好でそんなに心配することはありません。ですが、しっかりとガングリオンと確定するために整形外科に念のため診てもらいましょう。

足の甲の外側のしびれ、感覚マヒがあればこれかもしれませんと言いたいところですが、まず違うでしょう。それくらい珍しい疾患です。

bottom of page