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舟状骨骨折

手首には小さい骨が8つあります。その中で最も骨折が多いのが親指の付け根にある舟状骨です。発生原因は転倒して手を突くことで折れてしまうケースが一番多いです。

 手首親指側にあるくぼみの中の圧痛、手首掌側にある結節の圧痛、親指に軸圧をかけて痛みが出れば舟状骨骨折を疑います。この骨折は痛みが比較的に軽度で、初期にはレントゲンにも写りにくいため、ただの捻挫と誤診され将来的にSNACという手の関節症になり頑固な痛みを残すことがあり、注意が必要です。また骨折の部位にもよりますが、とてもくっつきにくい骨として有名です。なぜなら血流の流れが悪いからです。特に舟状骨中央部から付け根側は最も血流が悪く、最も折れやすい所だと言われています。そのため偽関節(骨が本来くっつく力を失って骨が離れたままになる状態)になりやすく、直後は特に生活に支障はないですが、長期的には上に書いたSNACになることがあります。

 保存療法としてはシーネやギプスで安静固定を行います。骨折している所によって違いますがくっつきにくい部分では10~12週間、他は6~8週間くらいの期間が必要です。

 骨折の転位が強かったり、スポーツ選手など早期に治癒する必要がある方には手術をお勧めしています。キルシュナーワイヤーやボルトなどで固定することが多いようです。

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