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リュックサック麻痺

この疾患は珍しいです。なる人は2、30代の男性に多く、登山やハイキングなどで重いリュックサックを長時間背負う方に多発します。

 首の骨の間からは神経の枝が束になって出ていますが、その神経の束(腕神経叢)は脇の部分を通って手まで行きます。しかし、リュックサックのベルトが脇の下に食い込むことで腕神経叢が圧迫され軽い麻痺が起こるのです。また、リュックサックの重みにより肩甲骨が下へ牽引されることで腕神経叢も引っ張られ麻痺になることもあります。

 症状は片側の上肢のしびれ感、知覚異常、脱力感があります。大体ですがリュックサックを背負ってから1時間くらいで徐々に出現し、数時間すると麻痺が完成します。

 施術は保存療法で十分です。電気や針、手技療法、超音波なども行いますが、と同時に重要なのは原因の除去です。つまりリュックサックを背負わないことです。そうすれば4週間ほどで回復します。たまに3ヶ月かかる人もいますが、十分回復しないうちにリュックを背負っているためです。

 症状が消失してもリュックの背負い方にはよく注意しましょう。リュックのベルトを締め過ぎない、休憩中は必ずリュックを下ろすなどのことで十分な予防になります。

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