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指の側副靭帯損傷(PIP関節)

指の関節は曲げ伸ばしができますが、横に曲げることはできません。これは側副靭帯というバンドが横に曲がる運動をがっちりと固定しているからです。しかし、指を突いたりして普段曲がらない方向に強制的に外力を加えられたら、側副靭帯が損傷し指の捻挫となり、損傷が強ければ断裂してしまいます。PIP関節(第2関節)が損傷しやすく、MP関節(第3関節)は横の動きが普段でもある程度可能なので損傷が少ないです。

(ここでは一番多いPIP関節(第2関節)の側副靭帯損傷について説明します)

症状は関節の横に疼痛、圧痛があり腫脹も見られます。損傷が強く部分断裂や完全断裂があれば不安定性が出現します。また複合靭帯損傷といって、副靭帯や掌側板などの他の靭帯を損傷すると強い不安定性となります。関節の安定性をみるストレステストを行い30度以上の不安定性があれば、複合靭帯損傷を疑います。

治療は主に保存療法です。アルミ素材のシーネなどで固定します。損傷によって固定期間は異なりますが、捻挫程度の軽い損傷で1,2週間、断裂があるようなら5,6週間くらいかかります。その後、固定による拘縮の予防や対策のため運動療法も行います。また不安定性が30度以上の複合損傷の場合は手術も考慮します。

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