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踵骨骨端症(Sever病)

小児の踵には6~8歳頃から骨端核という成長する前の骨の組織があり、それが15歳頃に踵の骨としっかり癒合することで成長した踵となります。

かかとにはアキレス腱がついていて動くときは常に牽引力が働いています。子供の場合、骨端核は踵骨と癒合する前は構造上弱いため、スポーツなどで繰り返し強力なアキレス腱の牽引が骨端核に作用することで損傷してしまいます。これを踵骨骨端症といいます。またスポーツ以外の原因として10歳前後の急成長も関与しています。骨は成長して伸びていきますが、筋肉や腱はその成長についていけず、どうしても筋肉がつっぱってしまいます。よって成長による持続的なアキレス腱の牽引に加えてスポーツ時のアキレス腱の牽引が働き損傷しやすくなってしまうのです。

 症状は、まず何の外傷もないのに運動後の踵の痛みが出現します。疼痛が強くなると尖足位(足先を伸ばした状態)になって歩行します。腫脹や熱感はそれほど強くなく、痛くても踵を地面につけられます。

 治療は保存療法で十分なので、安静やスポーツ中止を基本にして、痛み緩和のため電気や超音波、針を施術します。疼痛が強い場合は松葉杖のよる免荷もしますが、ほとんどは踵に当たるところがやわらかく厚い靴を履けば痛みは減弱します。また踵部を高くする足底板もつけるときがあります。この疾患は基本的に予後良好なので、しっかり施術したうえでスポーツを中止して安静にしてさえいれば治ります。ですが、予防のため痛みが引いてもアキレス腱を伸ばすストレッチを続けていきましょう。

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