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前腕骨遠位端部骨折(コーレス骨折)

この骨折は前腕の末梢側の骨折(手関節のやや上の骨折)です。子供から高齢の方まで幅広い年齢層に発生します。主に転倒で手を突くことで発生します。骨折が手関節まで及んでいるかいないか、骨折の転位は向き背側(手の甲側)か掌側(手の平側)かによりその骨折の名称は変わってきます。ここではその中でも特に多いコーレス骨折について説明します。

 

 コーレス骨折とは転倒などをしたときに手の平側で地面につけてしまい骨折するものです。手関節から1~3センチくらい上の部分で骨折し、骨折部から先の骨は手の甲側にずれてしまいます(ずれずにヒビだけの時もあります)。骨折の症状としてはピンポイントの圧痛、外見的変形があります。ほかにも軸圧したときの痛みや遠いところを叩くと振動で痛むものもあります。変形がなくてもこれらの症状があれば骨折を疑います。また腫脹も強く出現し、アイシングなどの処置をしないと指までボールのように腫れてしまいます。そのため指輪などはすぐに取り外します。また時に骨折部が神経や動脈を圧迫してそれに伴った症状が出現するときもあります。

 

 治療は整復して固定します(ヒビだけのものでも固定はします)。年齢差はありますが整復後は大体4,5週間は固定をしてもらいます。固定中や固定後は拘縮や浮腫予防対策のため運動やストレッチをしましょう。またしっかり整復できているか他の骨折の合併がないかを調べるために定期的にレントゲンを撮る必要があります。必ず整復固定直後から1週間に1回のペースで整形外科に通いレントゲン撮影をしましょう。骨折のずれが強い場合や粉々になったような粉砕骨折の場合はワイヤーやプレートによる内固定という手術をする場合があります。

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