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中手骨骨折(ボクサー骨折)

中手骨というのは手の甲の部分にある長い骨です。何かが当たるなど直接外力が加わって折れることは少ないですが、物を殴ったり指を突いたりして中手骨に間接的に長軸方向の外力が加わり骨折してしまうのが多いです。そのためボクサー骨折とも呼ばれています。(厳密には第2、3中手骨骨折はボクサー骨折、第4,5中手骨骨折はファイター骨折といいます)

 症状は骨折部の疼痛や圧痛や腫脹はもちろん、骨が折れて転位していれば変形も出現します。骨片は手の筋肉に引っ張られて手の平側に折れてしまうので、中手骨頭が手の甲側に確認できなくなります。時に骨が回旋して転位する場合があります。そうすると指を曲げたときに隣の指に重なったり(オーバーラッピングフィンガー)、爪の並びが一つだけ悪くなる現象がみられます。その変形が残ってしまうと日常生活に支障が出てしまいます。

 治療はまずアイシングした後にギプスシャーレやアルミシーネで安静固定をします。もし変形や転移があれば整復してから固定するものなので整形外科で必ずレントゲンでどのような骨折か確認することが大切です。整復後は4週間以上安静保持をしてもらいます。その間軽い指の運動で指が拘縮しないように指示します。しかし、レントゲン確認で転位が強かったり、整復位保持が困難な場合は手術もありえます。

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