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回内筋症候群

この疾患はめずらしいとされていますが肘下をしっかり調べると結構多いです。

これは正中神経という腕から肘の中央を通りそのまま手首を通過する神経の障害です。正中神経は肘の辺りで主に3つのトンネルを通ります。1つは肘を曲げるための上腕二頭筋、そして手のひらを下に向ける運動をする円回内筋、もう1つは指を曲げる浅指屈筋です。正中神経はこれらの筋肉のトンネルを通過して手のひらの知覚や指の運動の指令を送っています。しかしスポーツや家事、パソコン作業などの手の使いすぎによってこれらの筋肉を酷使することで次第に筋肉が肥大、索状化し、傍を通る神経を圧迫してしまいます。すると手のひら(親指から薬指の半分まで)のしびれや痛み、時に指の筋力が低下してしまうのです。

 原因は手の使いすぎのほかに特発性(原因不明のもの)もありますが、前腕の筋肉の圧痛、患部を叩くと手のひらの痺れや痛みが出現する場合は回内筋症候群を疑います。

 施術はほとんど針通電や超音波、電気などの保存療法で行います。次に原因と考えられる手の作業を禁止してもらいます。つまり安静にして筋肉を休めるのです。症状が強い場合は三角巾で肘、手を吊ることもあります。それでもよくならない頑固なものは注射や、時には手術をお勧めすることもあります。

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