外反母趾
- さのはりきゅう整骨院
- 6月20日
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外反母趾
足の母指のMTP関節(第2関節)の部位で基節骨が外反し中足骨頭が突出している変形を外反母趾といいます。
女性に多く、若いときに発症する場合と中年以降に発症する場合があります。
原因
原因は遺伝によるもの、ハイヒールなどの靴、扁平足によるもの、関節リウマチと様々あります。
ヒール系の靴を仕事柄よく履く方が多い印象です。
症状
症状は中足骨頭部の変形、その部位の発赤、腫脹、疼痛がみられます。変形により背内側皮趾神経が伸ばされて、母趾内側に知覚異常を起こすこともあります。片足立ちは母趾ではできず、次第に足の横アーチが低下して第2,3の指の関節も痛くなるときもあります。
施術
施術は保存療法で、痛み緩和のために電気や鍼通電を施しますが、同じように重要なのが運動療法です。
まず母趾内転筋が縮まっているので親指を開くようなストレッチをし、全部の指を開くような運動やタオルギャザー運動(指でタオルを巻き取る運動)を行います。
ハイヒールなどの靴をよく履いているのなら、その代わりに運動シュ-ズの使用を指示させていただきます。
突出した変形部が当たって痛い場合はパッドを当てたり、横のアーチを形成するために足底板をつけるときもあります。
また、この疾患がさきほどの施術に抵抗性がある症状(難治性)だったり母指の変形が強く角度(HVA30°以上)が急ならば手術をお勧めするときもあります。
※これらのブログは素人にも分かるようにできるだけ専門用語を少なくして説明したものです。少し自身の症状に当てはまるからといって独断せずに国家資格者に相談して下さい。
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