top of page

恥ずかしくても、杖をしたほうがいいです。

  • 執筆者の写真: さのはりきゅう整骨院
    さのはりきゅう整骨院
  • 2020年3月1日
  • 読了時間: 2分

更新日:3月20日

なぜ杖をしたほうがいいのか

突然ですが、問題です。高齢者の方の中で転んで寝たきりになってしまう方がいますが、それは全体の寝たきり要因の何分の1くらいでしょうか。


こんなはずじゃなかったの寝たきりは1/3が転倒で起こる

正解はおおよそ3分の1くらいです。結構多いです。

なぜかといいますと、年を取ると骨がもろくなるので骨折しやすいからです。

特に多いのが手首のコーレス骨折、腕の付け根の上腕骨外科系骨折、背骨腰骨の圧迫骨折、大腿骨頚部骨折(股関節)で、4大骨折と呼ばれています。

その中で骨がつながるまで歩けなくなるような骨折はというと背骨腰骨の圧迫骨折と大腿部(股関節)の骨折です。

結構こわい現象です。なぜなら1ヵ月から2ヵ月を寝たきりで過ごして骨が繋がった頃には筋肉を動かしてないから筋委縮が起こってしまい、やせ細ってしまっては歩けないから、そのまま介護施設へ送られることになりかねないからです。

歩くようになるには相当な努力が要ります。歯を食いしばって毎日歩く特訓をしないといけません。しかしそれができなくて、そのまま介護施設でお世話になってしまうことが多いです。


見かけ重視よりも安全重視


すべての悪循環の始まりは転んだからなんです。

転ばないようにするには杖が必要です。シルバーカート(押し車)ならもっと安全でいいのですが、手軽に用意できるのは杖です。

時々ふらついて歩く方に杖をオススメするのですが、

「まだそんな年ではないから」「みてくれが恰好悪いからいやだ」と言うんです。

そんな時わたしはこう思っています。

(恥ずかしくても、杖をしたほうがいいのにな)

当院で杖を買ってもらいたくて言っているのではなくてくて、転ぶリスクを比較するとコストパフォーマンスがだいぶいいからおすすめしています。

お試しで利用したいなら百円ショップでも売っています。家の中だけなら安い杖でもいいと思います。

(でも本格的に外で出歩くとき用に杖を利用するときは金属製の方がより安全です)

もしも家の中だけだったら恰好を気にする必要もないので「杖を使ってみてもいいかな」と思ったら

ぜひ試してください。

骨折しないためにも健康寿命を延ばすためにも有用なアイテムになるはずです。


もし他の疾患にも興味があればこれらのブログも参考にしてください。


また当院の主なメニューはこちらです。

最新記事

すべて表示
健康寿命を延ばすために

健康寿命をのばすために何が必要かとちょくちょく聞かれるのですが、よく言うのが、よくしゃべって、よく聞いて、よく歩いてくださいと説明しています。 なるべく覚えやすいようにシンプルにまとめています。

 
 
杖の決心がついた方、杖の使い方を教えます。(前回の続き)

杖の使い方 この際だから杖を使おうと思った方へ、杖の使い方をお教えします。 まず杖の高さから。杖の高さは杖先ををつま先から15センチ離した所に置いた状態で杖の持つ部分が大転子のあたりです。と言われてもよく分かりませんね。

 
 
腰部脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症は軽い神経根型と重い馬尾型あります。神経根型は主に片足の痺れで当院で施術できます。馬尾型は主に両足の痺れと尿漏れがあり整形外科での手術も視野に入れといた方がいいですよ。

 
 

© 2016 さのはりきゅう整骨院

  • s-facebook
  • Twitter Metallic
bottom of page