脊柱管狭窄症と思い込んでしまっていた患者さん。
- さのはりきゅう整骨院
- 2020年6月14日
- 読了時間: 2分
更新日:3月20日
先日来られた患者さんで「脊柱管狭窄症で辛い」って方が来られました。
しびれは腰からとは限らない
よくよく検査してみると全部検査に引っかからなくて、言ってることも矛盾してて何か脊柱管狭窄症にしては微妙でした。
腰痛もないですし、いまいち当てはまらない。半音ずれたような。
それでもその患者さんは「脊柱管狭窄症だと言われた」というものですから、しびれの範囲を意識して検査してみました。
なにも異常なかったです。でもしびれがあるのは間違いないので、「もしかしたらこれは医学書にも載ってないパターンかもしれない」と直観していろいろ聞いてみました。3週間前に転んだらしいです。脊柱管狭窄症は転んでおこるものではありません。
また足のしびれの範囲の真逆の部分を転んで痛めたらしいので、そこだけをみれば打撲だけなんです。
でもしびれの範囲が打撲した部分と一致していません。足の内側でした。
その部位は検査という検査がないところです。
強いて言えばチネルサインという、この場合ですととても時間がかかる検査をやってみました。
「おそらく足の外側を打撲して、そこをかばって内側で歩いて負担がかかり、土踏まずが下がって後脛骨筋ちう筋肉に負担がかかってその付近の伏在神経が圧迫されてるのかもしれない。もしそうだとしたらこの辺りだろう」と予想してチネルサインを探し続けました。うれしいことに15秒で反応がでました。
(こういう場合は粘らないと見つからないのが常ですので、もっと時間がかかるだろうと覚悟していました)
施術プランを他の院のものと変更
これでもう大丈夫です。施術プラン確定です。
修行先のK院長先生がよく言ってました。
「正しく見ないと正しい施術はできないんやで。本当の施術がわかったら半分は終わったようなもんや」
本当にそうです。
なぜなら今回の場合ですと他の院は脊柱管狭窄症の施術として腰に施術してました。本当の施術部位は足でした。脊柱管狭窄症ではなかったのです。
こんな風に他の院でいわれたから、こうしてほしいという気持ちも分かりますが、それが正しいかはどうかは分からないという話でした。
全部が全部ではないですが時たまにこういう事があります。
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